娯茶平のなんとも言えない浮き調子のリズム。連を結成して以来、
50有余年の間に、鳴り物名手たちの手によって練り上げられたものだ。
粋に浮かれた踊りが歯切れのよい鳴り物を必要とし、
浮かれた調子の鳴り物でさらに踊り子が浮かれていく・・・
互いに必要とし合いながら作り上げられたこのテンポは、
決して言葉や楽譜に表せない。
人が口伝えに伝えていく温かみこそが、その柔らかな
味わいを醸し出している。
娯茶平囃子” は阿波おどりの鳴り物で編成された よしこの” の変奏曲だ。
張りつめた静寂の中、冴え渡る鼓の音・・・
空気さえも震わせる、高さの異なる横笛の響き。
私達は今、その完成を能のなかに見出そうとしている。
私達がもう1つ誇れるもの。
それは、桟敷での集団美の迫力だ。
青と白に染め分けられた鳴り物の衣装。
百人近いその集団が桟敷を埋め尽くすとき・・・
それはさながら、波が静かに押し寄せてくる海のようだ。
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BGMは、娯茶平 鳴り物
演奏による よしこの です。
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